頭皮が脂でベタつく原因は？皮脂を抑える方法＆習慣をご紹介！

頭皮がどうにもベタついてしまう、脂が気になるといったことはあるでしょうか?ベタつきをそのまま放置していると、皮膚炎を発症して病院のお世話にならなければならなくなります。本記事では、頭皮が脂でベタ付いてしまう原因と、皮脂を抑える方法などについてご紹介します。

頭皮が脂でベタつく原因とは

頭皮のベタつきが気になった時、シャンプーを使えばどうにかなるだろう、これくらいなら問題ないだろう、と思っていませんか?そのまま放置したり、対策を取らないままというのは様々な症状を引き起こすことになってしまうので注意して下さい。まずは、頭皮が脂でベタつく原因からチェックしていきましょう。

原因①うまくシャンプーできていない

頭皮がベタついてしまう原因の1つとして、上手くシャンプーが出来ていないことが挙げられます。元々シャンプーを使うのは、髪を洗うだけではなく頭皮の皮脂汚れも落とすためです。

洗髪そのものの頻度が低かったり、使っているシャンプーの洗浄力が足りていない、使い方が間違っていて洗い流せていないとなると、頭皮には当然皮脂が溜まります。そのままでは皮脂が変質して、微弱な炎症を起こす可能性もあります。

原因②食生活が乱れている

意外かもしれませんが、食生活の乱れも頭皮がベタつく原因になります。特に脂質が多い揚げ物、肉類を多く食べている方は、その分体内でビタミンが多く消化されています。ビタミンには皮脂分泌を抑える効果があるのですが、脂質を消化するために使われてしまうのです。

すると、当然ながら皮脂の分泌までビタミンが回らず、過剰に分泌されてしまうという訳です。加えて、脂質というのは体内で中性脂肪へと変化し、皮脂を作り出す元にもなります。

その他、糖質を過剰に摂取していると血糖値もそれだけ上がり、皮脂腺を刺激するインスリンも出て、より皮脂が出やすくなってしまいます。

原因③自律神経の乱れ

そしてもう1つ、自律神経の乱れも挙げられます。何が自律神経を乱しているのかというと、主にストレスがあります。大きなストレスを受ける事で自律神経が乱れ、分泌されるホルモンバランスまで乱されます。

ホルモンバランスが乱れるとターンオーバーも崩れることになりますので、皮脂の過剰分泌にもつながります。加えて、血管までもが収縮するので頭皮への栄養もうまく送る事が出来ず、環境はさらに悪化していくのです。

 

頭皮の皮脂が増えることで起こり得る症状

このように、頭皮の皮脂分泌が過剰に起きるのには様々な原因が考えられ、誰にでも起こりうるものなのです。当然、その皮脂を放置したままでは良いことなどないので、早急な対処が必要です。

では、頭皮が皮脂が増えることでどのような症状が出てくるのでしょうか。以下に起こりうる症状を詳しく見ていきましょう。

症状①かゆみやべたつき

最も多い症状が頭皮のかゆみやベタつきです。頭皮にはアクネ菌や表皮ブドウ球菌といった最近が常駐しており、これらは常在菌と呼ばれています。

常在菌は皮脂を餌にしているので、分泌された皮脂を餌に増加します。常在菌のバランスが乱れることで痒みも発生すると考えられており、そのまま放置していると治療が必要なレベルの皮膚炎にまで発展しかねません。

症状②薄毛や抜け毛

起こりうる症状に薄毛や抜け毛も挙げられます。頭皮の皮脂というのは髪の毛の毛穴から分泌され、それによってベタつきを感じます。頭皮に皮脂が蓄積していくと、頭皮の環境は当然悪化していって髪の毛の成長まで妨げてしまいます。

その結果として、抜け毛や新しい髪の成長阻害からくる薄毛に悩まされることになります。髪の毛のベタつきは単なる不潔感を感じさせるだけではなく、薄毛を進行させかねませんので、日ごろからのケアが重要なのです。

症状③脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎というのは、皮脂が活発に分泌されている部位で起こりやすい発疹のことであり、赤みがあってフケは黄色さを持ち、そして湿り気を帯びているのが特徴的な症状です。

頭皮にはマラセチア菌が常駐していますが、これが餌となる皮脂を得て増加する事で発症するとされています。一度この皮膚炎を発症すると自然治癒は難しく、病院での治療が必要です。また、一度直ったとしても再発の可能性が残り続けます。

症状④臭い

頭皮の皮脂が原因で臭いが出てしまうこともあります。これも皮脂が多く分泌されることによる常在菌の増加が原因であり、かゆみだけではなく臭いも生じます。加齢臭とは違う臭いを感じる場合には、頭皮の皮脂分泌の多さが疑わしくなります。

特に男性というのは、女性と比較して皮脂の分泌量が約2倍近いとされています。加えて、頭皮の常在菌も繁殖しやすい環境となっていますから、頭皮環境の悪化防止には常に気を配っておくことをおすすめします。

頭皮の皮脂を抑える方法

主に頭皮の皮脂分泌による影響は常在菌の増加から発展していくことが分かりました。放っておくと深刻な皮膚炎などを発症する可能性が十分にありますので、最初から皮脂分泌を抑え予防する方法を知っておくべきです。以下に、頭皮の皮脂を抑える方法をご紹介します。

頭皮の皮脂対策①バランスの良い食事

まず1つ目の皮脂対策は、バランスの取れている食事を心がけることです。皮脂分泌の原因の中に、脂質や糖質の多い食事がありましたので、対策としてはそうした偏った食事を避け、栄養バランスが優れている食事が望ましいのです。

やはり理想的なのは、一日3食の形であり、野菜なども含めてバランスを考えるべきです。頭皮環境の改善、ひいては髪の毛を健康な状態に導くためにも、まずは食事を見直してみましょう。

頭皮の皮脂対策②質の良い睡眠

質の良い睡眠も頭皮の皮脂分泌を抑えてくれます。頭皮と睡眠がどう関わっているのかについてですが、睡眠というのは頭皮にとって成長ホルモン分泌を促し、肌のターンオーバーを整えるためにも重要な時間となります。

この成長ホルモンというのは、特に22時から2時にかけてが最も多く分泌されると言われています。その為、この時間帯にはしっかりと睡眠がとれているように、生活サイクルも合わせて見直しが出来るとより健康的です。

頭皮の皮脂対策③適度な運動

適度な運動は頭皮環境の改善に良い効果をもたらしてくれます。何故なら運動は血行を促進して頭皮への十分な栄養を届けることにつながるからです。ウォーキングやジョギング、水泳などの簡単な運動でも、十分に効果があります。

一般的な運動が苦手な方であっても、アクション気分が実感できるボルダリングや家でもできるダンスなどでも、同じく体を動かすことには変わりありませんから、自身の好きなエクササイズで楽しみながら運動を続けましょう。

頭皮の皮脂対策④シャンプーの種類と方法

使うシャンプーの種類と方法も見直してみましょう。皮脂の過剰分泌がされているのなら洗浄力の高いシャンプーが良いと思いがちですが、必要な皮脂まで落としては頭皮を乾燥させてしまいます。

そこで、適度な洗浄力で肌にも優しい、アミノ酸系のシャンプーが一番バランスが取れていると言えるでしょう。また、洗いすぎも逆効果ですので、原則シャンプーは1日1回を限度にしてください。

洗う際も、強い力でゴシゴシと洗うのではなく、指の腹を使って頭皮をマッサージするような感覚で行うと、無駄な負担をかけることなく洗い流せます。

頭皮の皮脂対策⑤ストレス解消をする

もう1つ、ストレス解消も大切です。これも原因の中にありましたが、ストレス解消は自律神経を整え、ターンオーバーの促進、頭皮の栄養補給の健全化といったように大きく影響します。

先に挙げた運動も当然ながらストレス解消につながる方法の1つですし、何かしらの趣味に没頭するでも何でも構いませんので、ネガティブな状態を改善できる解消法を確立することをおすすめします。

頭皮の皮脂を抑えるためのおすすめアイテム

頭皮環境を整えるためには、食事や睡眠といった生活習慣も非常に大切ですが、やはりシャンプーなどのアイテムも選ぶ必要があります。最後に、頭皮の皮脂が気になる方向けのおすすめアイテムをご紹介します。

 

 

頭皮のベタつき対策をして皮脂トラブルをなくそう

頭皮のベタつきは、単に不潔になるだけではなく治療が必要な状態にもなってしまう可能性があります。日常的な習慣によって十分に改善できることでもあるので、皮脂トラブルを予防し、健康的な頭皮環境を保ちましょう。

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