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経営者に人気! 9月の誕生石「サファイア」ってどんな宝石?
9月の誕生石であるサファイアは意識や組織・経営基盤を固めるために有益な石として経営者に人気の石です。ブレスレッドなど、ビジネスファッションのアクセントとして多くの方に愛用されています。今回はそんなサファイアが一体どんな石なのか? 分かりやすくご紹介します。
サファイアと言えば神秘的な青色の宝石。そして、9月の誕生石として有名です。
古来より「神の石」として崇拝されてきたサファイアはその神秘的な魅力から経営者のファッションアイテムとして人気です。
今回はそんなサファイアの持つ意味や歴史、パワーなど、その神秘的な魅力をご紹介します。
◉9月の誕生石「サファイア」ってどんな石?
サファイアは鉱物学的に「コランダム」というグループに属している石です。ルビーもこのグループに入り、コランダムの中でも赤い宝石にルビーという名前が、赤以外の宝石のいサファイアという名前がつきます。硬度は9であり、ダイヤモンドに次いで硬い鉱物です。
主な産地はタイ王国、ミャンマー、カシミール地方、スリランカ、マダガスカル、オーストラリア、中国、カンボジアなどであり、産地によって色の出方が違い、ランクもまた異なってくるのが特徴的です。
◉ー1、サファイアの名前の由来とは?
サファイアは、青色を意味するラテン語の「sapphiras」、ギリシャ語の「sappheiros」から名付けられました。日本ではそのまま「青玉」と呼ばれています。
◉ー2、サファイアの青さの秘密
サファイアの主成分は、酸化アルミニウムです。青色となるには、そこにわずか1%の酸化鉄と、0.1%の酸化チタンが混ざっている必要があります。しかしこれだけではあの神秘的な青色は生まれません。
青色に変化するには高温・高圧状態が必要なのです。全てが溶けて混ざり合い、ゆっくりと冷えて結晶化してはじめて青色になります。
微妙な圧力・温度の力加減に加え、適切な冷え方をしないとアルミニウムとの結合が不十分になり、綺麗な青色にはなりません。
現代では、こうしたサファイアが青色になる原理が解明され、色味が悪いサファイアを加熱し、人工的に色味を良くサファイアも多く登場しています。
◉サファイアの歴史
サファイアは古来より権力者・聖職者に「神に近い石」として信奉されてきました。古代ペルシャでは、大地を支える石とされ、その深い青色は天空にまで影響を与えて、青空を形作ったしという伝説が生まれたほどです。
危害やねたみから守る力があるとも考えられ、古代ギリシャやローマの王と王妃は指輪や冠にして重宝してきたのだと言われています。また、指にブルーサファイアのリングを付けると神の意志を伝えられるとして、歴代のローマ法王たち、権力者がこぞって大粒サファイアを身に着けたそうです。
現在でも「神聖な石」「賢者・政権者に相応しい石」としての扱われ方は色濃く残っています。例えば、英国王室では載冠式にサファイアの指輪をはめて、国を守ることを誓います。
皇太子がキャサリン妃にダイアナ王妃のサファイアを、婚約指輪として贈ったことはあまりにも有名です。サファイアにはこうした神聖な石という面もありますが、すべてを見透かすような澄んだ青色ゆえ「浮気するとサファイアの色が変わる」とも言われ、男性が浮気防止の為に、女性に贈る石としても有名です。
◉サファイアの宝石言葉とは?
サファイアは「誠実」「慈愛」「徳望」「真実」という宝石言葉を持っています。サファイアの深い青色はゆるぎない心を象徴しているとして「誠実」「真実」という宝石言葉に反映されています。
また、聖職者が持つ指輪にはサファイアがはめられ、その手で信者に触れて、病や悩みから人々を救ってきたという歴史から「慈愛」「徳望」という宝石言葉となったようです。
また、ダイヤモンドに次ぐ硬度であることから「強い愛の証」として、人を愛し貞操を守ってくれるという意味もあるようです。
◉サファイアのパワーストーン的効果とは?
ダイヤモンドに次ぐ硬度を誇るサファイアは、意識や組織・経営基盤を固めるために有益な石とされています。青いサファイアは冷静な洞察力を与えるとされ、物事の表面に惑わされず、真理を見抜く力を授けてくれると信じられてきました。そのため、隠れた真実を見抜いたり、さらには埋もれていた自分自身の内なるパワーを引き出すことにも効果があるとされています。
「問題に向き合える、強靭な心が欲しい」「周りの意見に流されず、自分の意見を持てる人になりたい」「スグに感情的になって物事が見えにくくなる」「憎悪、怒りなどで心をかき乱されるのは御免だ」という方をサポートしてくれる石です。
また、災難から持ち主を守ってくれる力もあるとされるので、経営者、自分だけでなく周りの力も必要なチームスポーツをしている方にもおすすめの石です。
また、精神面のみならず、健康面においても力を効果があるとされています。
具体的にはサファイアには鎮静効果があり、興奮・癇癪・発熱・動揺・出血などを抑える力があるとされています。目の病気・毒薬に対する解毒剤として使用されたという記録もありますが、その効果が現代医療で証明されている訳ではありません。参考程度にとどめておくと良いでしょう。
◉サファイアの種類
サファイアと言えば青色の宝石ですが、青にもさまざまな色合いがあり、青色の他にもたくさんのカラーバリエーションがあるため、主に「青の色味」「カラーバリエーション」によって細かく分類されています。
◉ー1、青色で分類される場合
・コーンフラワーブルー
・ロイヤルブルー
・カワセミのブルー
スリランカ産の高品質のブルーサファイヤに付けられる名です。スリランカ産というと少し色が黒い傾向にありますが、『カワセミのブルー』と言われるこのサファイアは、最上級のコーンフラワーブルーに極めて近い色合いを持ちます。
・インクブルー
オーストラリアで産出され、その名の通り、黒味の強いブルー色をしています。やや透明度に劣る傾向があります。
◉ー2、カラーバリエーションで分類される場合
・ピンクサファイア
ピンクサファイアは「ルビーになり切れなかったコランダム」です。主にクロムと、わずかなチタンによって鮮やかなピンク色になるとされています。ピンクなのか、レッドなのか曖昧な色味を帯びたピンクサファイアもあり、鑑別の結果、ルビーではなくサファイアに判断されてしまうというケースも良くあるようです。
・イエローサファイア
・バイオレットサファイア
紫色を持つサファイアにバイオレッドサファイアの名が与えられます。アメジストやタンザナイトなども紫の色調を持ちますが、その中でも最も高い値が付いています。
・レッドサファイア
レッドサファイアという鑑別が香港でされ、一時期話題となりましたが、厳密には存在しません。というのもルビーを赤いコランダムとしている以上、ルビーなのか、サファイアなのか、といった論争になるためです。比較的ルビーに近い色合いという事で、苦肉の策としてこのような鑑別がされたと考えらます。
・パパラチアサファイア
最近ではマダガスカルでも産出されるようになりましたが、良質品はスリランカで主に産出されています。「King of Sapphire(サファイアの王)」と称され、産出量が極めて少なく、サファイアの中でも希少とされています。色合いとしてはピンクとオレンジの中間色で、蓮の花のような紅色がかった優しいピンク色と表されることもあります。どちらか一方が強すぎても弱すぎても、パパラチアサファイアにはなりません。鑑別者によって判定が異なることも多々あるので、複数の鑑別機関で鑑別された品が安心です。
・グリーンサファイア
黒みがかった鈍い色合いの品が多いですが、中にはツァボライト、トルマリンのような透明・鮮やかな美しい色合いを持つ品もあります。ミントグリーンやライムグリーンに近い色のグリーンサファイアがより希少とされています。
・オレンジサファイア
カラーサファイアの中でも、人気の高いカラーです。強烈なオレンジと赤が混じりあった、情熱的な色合いは、サバンナに沈むサンセットに例えて「サンセットサファイア」と呼ばれます。
インペリアルトパーズに近い色合いから「インペリアルサファイ」』と呼ばれるカラーもあります。中には非常にオレンジが濃く、ルビーの様に見える品もあります。
・ホワイトサファイア(カラーレスサファイア)
不純物の混じらない、純粋なコランダムが、透明無色のサファイア(ホワイトサファイア)です。透明度が高ければキラキラと輝きますが、やはりダイヤの輝きには負けてしまいます。
・ブラックサファイア
◉希少なサファイア「スターサファイア」とは?
サファイアの表面に3本の線が交差して星のように見えるものを「スターサファイア」と呼びます。それぞれの線に「信頼」「希望」「運命」が宿っているとされ、別名「運命の石」とも呼ばれています。
このような模様が生まれるのにはある原因があります。
内包物が多いサファイアの中には、針状に密集して結晶となっている石があります。この結晶が、奇跡的にも石の六角柱面に平行に分布していると、スターサファイアの原石となるのです。
この原石を、カボションカットという山高のカットにすることで、結晶が光の入射を受けて光の帯となって石の上に現れるのです。
良質なスターサファイアとなると希少で、お目にかかる機会はそう多くありません。だいたいの場合、星が中央を外れていたり、線が薄くでている、色がはっきりしない品がほとんどです。
大粒・深みのある青・しっかりとした6条の線が出ているスターサファイアはかなり希少で、高額で取引されています。
◉ー1、世界最大のスターサファイアが発見された?
2015年8月、数々の宝石を産出することから「宝石の町」と呼ばれる、スリランカ南部のラトナプーラで世界最大のサファイア、それもスターサファイアが発見されました。
その重さは1404.49カラット(280グラム)にもなります。少なくとも1億ドル(約119億円)の値にはなるとされています。
現在、このスターサファイアは個人によって所有されていますが、その買値は明らかにされていません。
◉良質なサファイアを選ぶ7つのチェックポイント
サファイアにはこれまでご紹介した通り、青色のバリエーションに富んでおり「本当に価値のあるサファイアをどうやって選べば良いの?」と疑問に思う方も多いようです。ここでは、良質なサファイアを選ぶための7つのチェックポイントをご紹介させて頂きます。
※7つのポイントをご紹介させて頂きますが、こうした判断は数を見ていない素人には難しいかも知れません。だからこそ、信頼のおけるお店での購入を検討することが大切となります。カラーサファイアでは、必ず鑑別書のカラー項目をチェックしましょう。評価されるカラーによって値段は上下し、判定が微妙なサファイアも多く存在しています。
・ポイント1:本物・偽物かをチェック
天然・合成・模倣品の判定は、石を見るだけは判断できません。ですが鑑別機関であれば、プロの知識と光学機器を使用することで100%判別可能です。必ず鑑別書に「天然石」と記載されているかをチェックしましょう。
・ポイント2:原産地をチェック
産地によって色合いが異なります。産地にあった色合いを持っているのか確認し、合成物ではないか、また信頼のおける業者なのかを確認してみましょう。
・ポイント3:加熱か非加熱かをチェック
色味にムラのあるルビーに熱を加えて、人工的に鮮やかな青色に修正したサファイアが市場に多く出回っています。基本的には、美しさが損なわれていなければ「加熱処理」したサファイアでも「無処置」のものと同様の評価が与えられます。本当に良質なサファイアを選ぶのであれば「非加熱」のものを選びましょう。
ただし「トリートメント」といって、着色やオイルコーティングなど、強制的に美しくされたサファイアは、天然物とはされず価値が下がるので注意しましょう。
・ポイント4:全体の美しさとバランスをチェック
色相、透明度、彩度、多色性の方向、色ムラ、結晶の形、内包物、蛍光性の8 項目から、全体の美しさ・バランスに優れているかをチェックします。
・ポイント5:色の濃淡をチェック
サファイアは青色が濃すぎても、薄すぎても評価が下がってしまいます。魅力的とされるカラーは、黒を10、透明を0と規定したときに、5~6位の色合いです。(サファイアの最も濃い青を7、薄い青を1とします)
・ポイント6:傷・内包物の程度(透明度)をチェック
サファイアは内包物が多い宝石です。そのため、美しさを損ねていない限りは、減点の対象とする必要はありません。ただし、傷が目立ったり、内包物が目立つ場所にあるといったケースでは価値が下がります。
・ポイント7:大きさをチェック
大きく美しいほどにサファイアは希少価値を増します。
◉まとめ
サファイアは高額な石と思われがちですが、色合い・品質によってはそうでもないケースもあります。サファイアは意識や組織・経営基盤を固めるために有益な石なので、ぜひ経営者などは日頃のビジネスファッションの一部として取り入れてみてはいかがでしょうか?
◉ビジネスシーンで活躍するサファイアおすすめアイテム
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