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心に余裕がない・ある人の特徴を徹底解説!手軽にできる心の余裕の作り方とは?
おおらかで優しい方には、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか。大抵は心の余裕がある懐が深いと感じる事が多いでしょうし、好印象を持たれがちです。出来るならば、自分も心にゆとりのある人間になりたいと誰しも思っている筈です。そこで今回は、心に余裕がある方、ない方の特徴などをそれぞれ紹介します。
目次
心に余裕がないとはどういうこと?
ではまず、心に余裕がない状況はどんな状態なのかを解説していきましょう。一言で簡単に言いあらわすのであれば、何かしらの物事を考えられる状況ではない、熟考に割けるリソースが無いような心理的な状況を指すとされています。
何が心の余裕を失わせてしまうのかについては個々人によって異なりますし、のちに原因に関しても解説はしますが、普段の仕事、生活の中において大事な局面が控えており、そのことしか考えられずに他事を考えられない状態などは思いつく節があるかもしれません。切羽詰まる、というのも似たような意味を持つ言葉とされています。
心に余裕がない人の特徴
心に余裕がない状況はどんなものなのか、簡単にではありますが解説しました。生きていれば何かしら行き当たる局面というものがありますから、思い当たる節は誰にあっても不思議ではないでしょう。では、実際に余裕がない状況の方はどういった特徴があるでしょうか。
心に余裕がない人の特徴①イライラしやすい
まず1つ目の特徴は、イライラしやすい事です。心の余裕がない、つまり精神的に弱っている状態や、疲労がたまっているなどの肉体的な理由から来る余裕の無さは周囲の方たちへの態度に表れやすく、悪く当たってしまう言動が増えるとされています。
仕事や生活の中の、ちょっとしたことに対してもイライラを抱えてしまう傾向にもあります。スーパーで並んでいてレジが遅い、ゲームに負けてしまったなど、冷静になれば何の事は無いものであっても、余裕がない時にはこうした事に対して八つ当たりをするかのようにイライラしがちです。
心に余裕がない人の特徴②情緒不安定
続いて2つ目は、情緒が不安定になりがちという点です。心的な余裕を失っている方というのは肉体よりも精神的なストレスが大きくかかってしまっているケースが多く、感情を上手くコントロールできずに浮き沈みの激しい状態になります。
過去にあった嫌な事を今になって思い出してしまって再び気分が沈んでしまったり、かと思えば仕事で褒められることがあって気分がいきなりよくなるなど、兎に角表情が変わりやすくなります。これが周囲の方から見ると、突然機嫌を悪くしたりする為に接しづらいなどの印象を持たれる傾向にあります。
心に余裕がない人の特徴③完璧主義
3つ目は、完璧主義でミスを許さない事にこだわるという特徴が挙げられます。完璧を求めようとする方、あるいは真面目過ぎる方というのはどんな事柄に対しても自分が関わる以上は完璧を求めようとし、出来る能力以上の事まで自分でやろうと思い込みます。
自分のキャパシティーを超えるようなことを常にし続けていれば、心も体も休まる事はありません。それでもミスはしたくないと思って必要以上に努力を続けて、結果的に余裕をなくした精神状態が形成されるという流れです。
心に余裕がない人の特徴④自分に自信がない
自分の事に自信を持つことができないのも、余裕のない方にありがちな特徴と言われています。こういった方は周囲の方と自分をすぐに比べて、どこかで劣っている部分があると劣等感を抱えて引きずってしまい、そうしたマイナスな感情が心を狭めてしまいます。
何事にもすぐに比較してしまうという事は、他人からの評価を気にしている方も該当します。自分が周りからどう見られているのか、悪く見られていないか、浮いていないかなどを考える事が多く、認められる人間になろうと無理をするのもやはり精神的に良くありません。
こうした考え方が、マイナスな思考を形成してしまいます。仕事でも私生活であっても、常にネガティブな方向に考えが行ってしまうのも、ありがちな特徴と言われています。自分が頑張っても意味が無いのでは、どうせやっても無駄というような思考は、周囲の方にも悪影響を与えかねません。
心に余裕がない人の特徴⑤部屋が片付けられない
もう1つ、部屋を片付けられないのもよくある特徴です。仕事でも私生活でもどちらでもそうですが、それらに精いっぱいで他の事に手間を割ける余裕がないとなると、自分の部屋というプライベートな空間の整理整頓にも思考が追いつきません。
単に部屋に物が散乱して散らかっている状態だけではなく、処分するべきゴミが部屋にずっと残ったままの状態であったり、同じく時間を割けないという理由で料理をしなくなるといった流れも、心理的な余裕の無さから来るものと言われています。
心に余裕がある人の特徴
以上、心の余裕を持てない方には具体的にどんな特徴がみられるのかを紹介しました。これらの1つ、もしくは複数に当てはまるから確定的に余裕を持てていないとは限りませんが、傾向として多いと言われています。では逆に、おおらかで余裕のある方はどの様なタイプなのでしょうか。
心に余裕がある人の特徴①自分に自信がある
まず1つは、自分に自信を持っている事です。仕事でも私生活、特に恋愛関連が当て嵌まりますが、それらで成功している方というのは自分自身を肯定することができます。そうすると、周囲の方たちとわざわざ自分を比較して劣等感を感じるような必要もなくなります。
こうした自分を肯定することができている方は、縮こまってしまう事無く堂々と胸を張っていられる方が多いです。自らに自信を持つという事は、先に述べたように他人と自分を無駄に比較する必要もなくなりますから、自然と周りを見渡せる余裕が現れます。
心に余裕がある人の特徴②冷静に判断できる
続いて2つ目は、冷静な判断能力が身についているという点です。何をする上でも冷静さを保ち、周囲をしっかりと見て判断を下すことができる方というのは、得てしてそれを実行できるだけの心の余裕を持っています。
心の余裕が無い方だと、一歩引いた立ち位置からの客観的な判断をするだけの精神的余裕が存在しておらず、狭い視野での判断を下しがちとされています。しかし、余裕を持っていれば周囲に方がいる中でも自分の立ち位置、求められている事などが良く分かります。
それゆえに、仕事であっても私生活の中の人間関係であっても、無駄に感情的になることなく冷静な判断、及び客観性があり公正な対応に繋げられます。そしてそうした対応が、自分が身を置く環境の中で良好な状態を維持できるという流れです。
心に余裕がある人の特徴③マイペース
もう1つ、マイペースな性格である事も共通しがちです。他人と自分を比較してしまい、劣等感を感じているとその差を埋めようと努力を重ねようとしますが、それを続けているとどんどん時間的な余裕もなくしていき、様々な意味で余裕をなくしてしまいます。
しかし、精神的に余裕を持っていれば、他人に自分のペースを乱されることはありません。そもそも他人のペースを気にするという必要もなく、自分に必要な事をゆとりをもって果たそうとします。言い換えれば、仕事でも勉強などでも、焦ることなく着実に歩みを進められるのです。
心に余裕がない理由や原因
余裕を持っている方、持てていない方の共通しやすい特徴をそれぞれ紹介しました。出来る事ならば、誰でもゆとりを持った精神状態を維持したいと思うところでしょうが、ではなぜ心の余裕がない状態になってしまうのか、その原因や理由を探っていきましょう。
心に余裕がない原因①ストレスを溜め込んでいる
まず考えらえるのは、ストレスをため込んでしまっている事でしょう。人間誰しも抱えきれる上限、キャパシティーがありますから、精神状態を良好に保つ為には物事を抱え込み過ぎないようにする必要があります。しかし、これをため込んでしまう事もあります。
例えば、仕事で残業の時間が多くなってしまい、平日は仕事のこと以外考えられなくなってしまう、または私生活において、人間関係がうまくいっておらず仕事にも手が付かなくなるなどです。こうした精神的なストレスを抱えていると、負のスパイラルに陥る危険があります。
心に余裕がない原因②自分より他人を優先している
2つ目は、自分の事よりも他人を優先している事が原因と考えられます。これは周りの方の為に動くことができるという事で、周囲の方からすれば良い方の様にも見えます。しかし、これが本人の事となればマイナスに働いてしまっています。
例を挙げるとすれば、仕事などで頼まれごとがあってノーと言えずいつも引き受けてしまう、知人の相談事を聴く側になって長時間相手をするなどです。相手に良い印象を持たれようとした行動である事は分かりますが、自分がしたい事とは違うのなら、これらがストレスにつながりかねないのです。
心に余裕がない原因③金銭面で不安がある
3つ目は、金銭的な不安を抱えている事です。これは経験した方も少なくないかもしれませんが、大きな出費をしていて出費を制限しなければならない、今の収入が少なく将来に不安を抱えている、借金をしてしまっているなどが具体的な例でしょう。
経済的な余裕があれば、何かが起きた時にも緊急時のための出費という事で安心ができ、それが精神的な余裕にも少なからず繋がります。しかし、それが無い不安なままの状態では、余裕をなくしてしまうのも無理はないでしょう。
これは、本人の経済管理の甘さがある可能性が高いです。ふと気が付けば残金があまり残っていない、沢山の出費をした訳が分からないなどに思い当たる場合には、一度自分の財政面を見直すことを推奨します。
手軽にできる心の余裕の作り方
人によって精神的な余裕をなくす原因は様々であり、挙げた理由以外でもストレスになりうることは色々とあるでしょう。そんな状況は、一刻も早く打破したい所でしょう。そこで、手軽に実践できる心の余裕を作り出す方法をいくつか解説します。
作り方①しっかりと睡眠や食事を取る
1つは、睡眠や食事をしっかりとバランスよく取る事です。一見当たり前のことのように見えますが、精神的なストレス、余裕の無さは肉体的な疲労から来ることもあります。こうした場合、十分な時間を取った質の良い睡眠や、バランスの取れた食事が対策になり得ます。
時間を常に気にされている方は、睡眠時間を削って短くしてしまったり、同様の理由で食事も時間を取られないように最低限にしたり、食欲そのものを無くしてしまう傾向もあります。まずは、健康的な体を得るために睡眠と食事に時間を使ってみましょう。
作り方②優先順位を決める
続いて2つ目は、優先順位を明確にすることです。自分がしなくてはならない事がたくさんあり、それを頭の中でスケジューリングしているとどこかで誤りも生じてしまうものですし、そうなると更に余裕をなくす悪循環に陥りかねません。
一番良いのは、紙でもスマートフォンのメモ帳などでも良いので、行動の優先順位を書き出してみる事です。自分のすべきことを形として順位で表すことで、最初にすべきこと、その次にすべき事が何かが明確に分かります。勿論、実際に行動する上で無理のないように組んでください。
作り方③自分に自信をもつ
3つ目は、自分のやる事に自信を持つことです。今まで自信を無くしがちだった方には難しいと思われるかもしれませんが、何でもよいので自分ができた小さな成功をカウントしてみましょう。いきなり大きな成功をしようとは思わず、小さい目標を作ってそれを段々と達成していくのが望ましいです。
また、この際に他人と比較することも控えるべきです。自分が出来た事と他人の出来る事を比較しているとキリがありませんので、自分のやるべきことに集中し、目標達成に向けてネガティブな思考を取り消していきましょう。
心に余裕がない時におすすめの本
この様に、心の余裕を作り出すための方法は幾つも挙げられます。もしもこれらを実践して効果が期待できない、もっといろいろと試してみたいという時には、考え方に変化をもたらせられるような本を読むことをお勧めします。
「あるある」で学ぶ 余裕がないときの心の整え方
こちらの本は、日常のあるあるから学ぶ心の余裕を作り出すための整え方を記したものです。禅僧、川野泰周氏の記した本で、本人は精神科、心療内科医であり禅僧でもある方で、普段あまり聞く機会のないであろう禅、そしてマインドフルネスの知恵が凝縮されています。
あるあるから学ぶ、とある様に、自分は今の仕事に向いていないのではないか、集中が続かずに仕事がうまく進められない、その他もろもろの人間関係など、誰にでもあり得る中でどう向き合っていくべきなのかのアドバイスになるでしょう。
「心に余裕がある人」になる自分の磨き方
もう1冊お勧めできる本があります。日本体育協会公認のスポーツドクターである辻秀一氏の本で、剣豪として名高い宮本武蔵を始め、数々の分野のトップアスリートの脳の使い方、つまり考え方が解説されています。
心に余裕をもって楽しい生活を送ろう
心の余裕の無さは、自分はもちろんの事、周囲の方たちにも悪影響を与えかねない状態を作り出してしまっています。余裕の作り方、考え方を実践し、肩に力の入り過ぎていない生き方を送れるようにしましょう。