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【コラム】髭脱毛のメリット&デメリット!脱毛経験者が語る裏話とは

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東京イセアクリニック

清潔感が叫ばれる昨今、飛び交う髭脱毛の広告を見て、やってみたくなった方も多いのではないでしょうか。広告ではメリットばかりが吹聴されていますが、実は体験してみないと分からないデメリットもあります。

今回は髭脱毛歴2年の筆者が感じた、隠されたメリット&デメリットをお伝えします。宣伝文句と脳内のイメージだけで突っ走ると、筆者の様に痛い目を見るのでデメリットもしっかりと抑えておきましょう。

髭脱毛のデメリット1:術後の肌荒れ

そもそも髭をどうやって脱毛しているかと言うと、実は毛根を熱する事で細胞を破壊し、発毛を停止させています。もちろん肌へのダメージは0では無く、強力な脱毛ほど術後の肌荒れが強いです。

医療脱毛の場合、最高温度は350°まで上昇する為、火傷に似た症状が生まれ肌に赤みが出ます。他にも稀に起こる症状がいくつかあるので、見落とさずにチェックしてリスクに備えましょう。

髭脱毛のデメリット:肌荒れ(赤み)

フラッシュ脱毛よりもレーザ脱毛の方が強力なので、髭脱毛はクリニックで受ける事を基本的にはおすすめします。しかし、強力な分だけ肌に与えるダメージも大きく、施術を受けた当日は赤みが治らない可能性も否定できません。

術後は清潔と保湿を徹底し、お酒と入浴を控えれば24時間でかなり落ち着いて来ますが、どうしても不安な方は休日に受けるか、マスクの準備をしておきましょう。

髭脱毛のデメリット:肌荒れ(白ニキビ)

髭脱毛によってダメージを受けた肌にブドウ球菌が入り込むと、「毛嚢炎」という症状が発生する場合があります。

見た目は白色のニキビそのもので、痛みなどはありませんが見栄えは悪くなってしまいます。洗顔と保湿をサボると出来やすいので、術後のケアはお忘れなく。

髭脱毛のデメリット:硬毛化

せっかく髭脱毛をしたのに、逆に髭が濃くなってしまう「硬毛化」という現象が稀に発生します。硬毛化が起こると、産毛などが脱毛の刺激によって活性化してしまい、毛が硬く太くなってフラッシュやレーザーでの脱毛は困難を極めます。

髭よりも身体で良く起こる症状なので滅多に起きるものではありませんが、万一硬毛化したときは、ニードル脱毛で該当箇所のみ抜いてもらうと良いでしょう。

髭脱毛のデメリット:どろぼう髭

脱毛後、髭が抜けるまでの間に一時的に濃くなる状態の事を「どろぼう髭」と言います。

症状の度合いには個人差がありますが、脱毛施術後の髭が熱によって膨張し、濃く見えてしまいます。目立つ場合はコンシーラーかマスクで隠すと良いでしょう。

髭脱毛のデメリット2:痛みを伴う

髭脱毛と痛みは、切っても切れない関係です。髭脱毛の口コミでまず上がるのが、「痛い」「涙出た」の2つで、慣れないうちは辛いかも知れません。

2〜3回受ければ慣れて来ますし、殴られたときの方が痛いのでそこまで心配する必要はないかと筆者は感じています。とはいえ誰しも痛み0の脱毛を夢見るものですが、実は痛みはデメリットに見えて、メリットの裏返しでもあります。

髭脱毛の痛みはメリット?デメリット?

「良薬は口に苦し」「臥薪嘗胆」などなど、良い結果を得る為に苦痛に耐えなさいと先人達も言っています。

髭脱毛が痛いのは、しっかりと毛根が焼けているからで、効いている証拠です。医療脱毛は痛いと良く言われますが、その分強力で良く効きます。

髭脱毛の痛みから逃れてメリットを掴む方法

髭脱毛はどうしても痛いですが、医療脱毛の場合は麻酔を受ける事ができます。クリームを塗るタイプと、ガスを吸い込むタイプの2種類が主流で、効き具合には個人差があるのでなんとも言えません。

強いて言うのであれば、肺活量に自信のある方はガスを頑張って吸い込むと比較的良く効きます。しかしながら、全てのクリニックが処方してくれる訳ではないので、痛みに耐えられるか不安な方は事前に確認しておきましょう。

髭脱毛のデメリット3:1回では終わらない

髭脱毛は、1回受けただけではほぼ効果がありません。

5〜6回のコースを組んで「毛周期」を意識しつつ進めていくのが一般的で、効果を実感できるのもコース終盤からです。

髭脱毛のデメリットの原因「毛周期」とは

簡単に言うと、「毛周期」とは体毛の生え替わる周期の事です。一般的な男性の髭の内、体表面に出ているのは全体の10〜20%程度で、残りの毛穴は無毛状態(休止期)で次の毛を生やすエネルギーを蓄えています。

全毛穴でローテーションを組んで、常に毛が生えている状態を人間は作っているのですが、休止期の毛穴は基本的に脱毛できません。全ローレーションを脱毛しきるために、施術は回数を重ねる必要が出てきます。

髭脱毛のデメリット:効果が出るまで最低半年

髭脱毛を複数回受ける場合、毛周期の影響で次の毛が生えるのを待つ必要があるので施術の間隔を1〜2ヶ月開けます。月1で6回の髭脱毛を受けた場合、半年かかる計算です。

焦る気持ちは分かりますが、毛穴は合わせてくれないので間隔を短くしても意味はありません。大人しく待ちましょう。

髭脱毛のデメリット:コース一周ではツルツルは望めない

髭脱毛の〇〇回コースに安心して、ツルツルになると思ってはいけません。私も最初は、てっきりツルツルまで進めてくれるものかと思っていましたが、実は違います。

回収を重ねれば髭は徐々に薄くなっていき、コース1周で青髭が消えますがツルツルには足らない場合が多く、2周目が必要な場合が殆どです。

本人の希望次第ではありますが、ツルツルまで進めたいのであれば覚悟しておきましょう。

髭脱毛のデメリット4:「永久」脱毛は不可能?

実は、「永久脱毛」と言う言葉は二重の誤解を生んでいます。

一般的に使われている「永久脱毛」と実際の定義は異なる上に、「永久」と言う言葉がさらに誤解を招きやすいです。

脱毛サロンで髭脱毛を受けるデメリット

「脱毛サロンで永久脱毛できる」と言うのは誤解です。サロンで受けられるのは、ただの脱毛であって「永久」は付かず、毛が再生します。

永久脱毛を名乗る為には明確な基準を突破する必要があり、それ相応の強力な脱毛機械が必要です。使用には国の認可が必要で、医療機関にしか扱う事ができない様に定められています。

脱毛サロンは医療機関では無いので国の認可が得られず、基準を下回る機械しか扱えません。その分痛みも弱いですが、効果も薄く回数も増えます。

髭の「永久脱毛」のデメリット

クリニックであれば国の認可を受けられるので、「永久脱毛」が可能です。「医療脱毛」「レーザー脱毛」と言われるのは認可を受けたクリニックの施術を指すので安心、では無いのが第2誤解です。

永久脱毛とは、2度と毛が生えなくなる事ではなく、あくまで一定の基準を突破した脱毛方法にすぎません。アメリカのFDA(米国食品医薬品局)の定義によると、

「レーザーを3回照射後6ヶ月経過した時点で67%以上の毛が減っている状態」をクリアできれば永久脱毛として認定されます。

脱毛施術後、ホルモンバランスの乱れなどによって毛が復活したとしてもノーカウントで、永久脱毛を名乗れる訳です。最近は脱毛も進歩しており復活したと言う話はなかなか聞きませんが、世の中に100%は無いので頭の片隅に置いておきましょう。

まとめ

髭脱毛の意欲を削ぐ内容で申し訳ありませんでした。しかし、筆者の経験からすると、デメリットは確かにあるものの髭脱毛はやるべきです。

得られるメリットに対してデメリットの殆どが短期的な物で、髭剃りによるタイムロスや肌荒れに比べたら小さな物です。髭が濃くて、青髭が消えない気持ちは良く分かります。筆者が髭脱毛を決意したのも、青髭と言うコンプレックスを解消するためでした。

開始から2年経った現在、青髭も無く非常に快適な毎日を送っています。本記事で挙げたデメリット達と自分の思いをすり合わせた上で、一歩踏み出してくれる事を祈っています。

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