AGA治療薬「フィナステリド(プロペシア)」の効果・副作用を徹底解説!

AGAの治療薬として処方されることの多いフィナステリド(プロペシア)。薄毛に悩んでいる方は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

効果があるとされている薬ですが、どのような効果があるのか、副作用はあるのかどうかについて徹底的に解説していきます!

AGA治療薬フィナステリド(プロペシア)についての基礎知識

フィナステリド(プロペシア)は、世界で初めて承認されたAGAの飲み薬です。現在は世界の60か国以上で処方されており、日本でもAGAに悩む男性の頼れる治療薬としてよく利用されています。まずはどのような薬なのか、基礎知識をチェックしておきましょう。

フィナステリドとプロペシアとは

AGA治療薬としてよく耳にするのが、フィナステリドやプロペシアという名前です。この2つはどう違うのかというと、フィナステリドは含まれている成分の名称で、プロペシアは薬の製品名です。

そのため、有効成分であるフィナステリドを含む治療薬はプロペシア以外にもあり、それぞれ添加物などの違いはありますが効能に大きな違いはありません。

広く使用されているプロペシアはアメリカのメルク社が開発したもので、2015年にその特許権存続期間が満了した後、複数のジェネリック医薬品が製造・販売されています。

https://www.photo-ac.com/ AGA治療薬は高めなので、同等の効果が期待できるジェネリックにしたいと思っている方も多...

フィナステリドの価格帯について

先にご紹介したように、フィナステリドを含む治療薬にはプロペシア以外にもさまざまな種類があります。種類によって効果に大きな違いはありませんが、価格は異なります。

国産と海外産のものがあり、国産のものはプロペシアの他8つのジェネリック医薬品があります。価格帯は先発薬であるプロペシアが6,000~10,000円、ジェネリック医薬品が4,300~6,000円です。

国産のものはいずれも服用するには医師の処方箋が必要で、ドラッグストアなどで個人で購入することはできません。一方、海外産の価格帯はプロペシアが4,200~8,200円、ジェネリックが1,500~4,900円と国産に比べリーズナブルですが、リスクも伴うため注意が必要です。

AGA治療薬フィナステリド(プロペシア)の効果について

男性の薄毛治療に効果があるといわれているフィナステリド(プロペシア)。クリニックで処方されることが多い薬ですが、具体的にどのような効果があるのかを見ていきましょう。

発毛効果はない

フィナステリドには、ヘアサイクルを通常に戻すことにより抜け毛を予防する効果があります。臨床試験では、服用することで発毛したケースもあるようですが、認められている効能はあくまで抜け毛の予防です。

薄毛がかなり進行している場合にはプロペシアのみでの発毛は期待できないため、薄毛や抜け毛が気になったら早めに服用を始め、対処することが大切です。

フィナステリドの効果・作用

男性特有の脱毛症であるAGAの要因は、ジヒドロテストステロン(DHT)という物質が毛髪の成長期を極端に短縮させ、髪の毛が成長する前に抜けてしまうためといわれています。

DHTは、男性ホルモンのテストステロンが5α-還元酵素II型という酵素の働きにより変わることで作られ、「脱毛ホルモン」とも呼ばれています。

フィナステリドにはこの酵素の働きを阻害し、脱毛の原因となるDHTが作られるのを抑制する作用があります。これにより抜け毛を防いで薄毛の進行を抑制することができ、またヘアサイクルが正常な状態に戻るため、髪の毛が太く長く成長できるようになります。

成人男性に多く見られるAGA(男性型脱毛症)。薄毛に悩む方のほとんどはAGAだと言われ、放っておくと少しずつ症状が進行してしまう病気です。 ...

AGA治療の効果を実感できるまでの期間

AGA治療をする際、気になるのがどのくらいで効果を実感できるのかということでしょう。治療薬には即効性はなく、ある程度の期間飲み続ける必要があります。

効果を実感できるまでの期間には個人差がありますが、飲み始めてから早い方で3カ月、多くは6カ月~1年程度から実感し始めるようです。短期間で効果が感じられないからと諦めず、治療を続けることが大切です。

AGA治療にミノキシジルとの併用が効果的な場合も

フィナステリドの効果・作用は、抜け毛を防ぎ薄毛の進行を抑えることです。脱毛が抑制され、毛髪が成長できることで結果的に増毛しますが、直接発毛効果があるわけではありません。発毛をしたい場合には、発毛効果のある成分であるミノキシジルとの併用で効果が得られることがあります

ミノキシジルには、血行を促進し毛根に栄養が届きやすくすることで、毛髪の生成を促す効果があります。プロペシアとミノキシジルを併用することで、薄毛を予防しつつ発毛効果も期待することができます。

薄毛やAGA発症による症状改善のため、高い発毛成分を配合する「ミノキシジル」は、外用薬と内服薬で治療を行います。それぞれどのような効果があるか知...

AGA治療薬フィナステリド(プロペシア)の気になる副作用

薬には副作用がつきものです。特に外用薬に比べて飲み薬は副作用が出やすいといわれており、フィナステリド配合薬を服用したい場合に副作用が気になるという方もいるのではないでしょうか。ここではどのような副作用があるのか、どのくらいの確率で発生するのかを解説していきます。

フィナステリドの副作用①肝機能障害

副作用の中で最も重いものとして、肝機能障害があります。発生する確率は極めてまれといわれていますが、可能性はゼロではありません。

初期症状としてはだるさや食欲不振、吐き気・嘔吐、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色になるなどがありますので、万が一異常を感じた場合には必ず早めに医師に相談しましょう。

フィナステリドの副作用②性欲減退や勃起機能障害

副作用として、性欲減退や勃起機能障害も挙げられます。これはフィナステリドが男性ホルモンに影響を与えるためで、副作用の中では最も発生率が高いといわれています。しかし市販後の調査結果では、性機能低下の副作用が発生した確率は低く、過度に心配する必要はありません。

副作用が出る一般的な確率

フィナステリド配合薬は、安全性が高く副作用はほとんどないといわれています。薬である以上副作用が起こる確率はゼロではありませんが、臨床試験では発生した確率は0.5%程度と非常に低いものでした。

症状別に見ると、性欲減退や勃起機能不全などの性機能障害が0.7%~1.1%、肝機能障害が0.2%でした。一般的な風邪薬でも副作用が発生する確率が3%程度あることからも、安全性の高さがわかります。

ただし、ストレスや疲れ、体質や持病、既往歴によっても変わってきますので、医師の診察・指導の下で服用することをおすすめします。

AGA治療薬フィナステリド(プロペシア)を服用する際の注意点

AGAの抜け毛予防に効果的なフィナステリド(プロペシア)ですが、服用する際に注意しておきたい点もあります。最後に服用する際の注意点をチェックして、より安全に効果的な治療を進めましょう。

注意点①効かない場合もある

安全性が高く抜け毛を予防できるフィナステリド(プロペシア)ですが、効かないケースもあります。これは脱毛の原因となるDHTを生成する5α-還元酵素には「I型」と「Ⅱ型」の2種類があり、フィナステリドはそのうち「Ⅱ型」しか阻害できないためです。

「I型」は側頭部や後頭部に、「Ⅱ型」は前頭部や頭頂部に多く存在するといわれています。フィナステリドをしばらく服用しても効かない場合は、「I型」と「Ⅱ型」両方に作用するデュタステリドという成分を含む「ザガーロ」に切り替えることで、効果が得られる可能性があります。

注意点②女性や未成年の服用は難しい

女性や未成年でも薄毛に悩む方はいますが、フィナステリドは女性や未成年が使うことができません。これは効果が得られないことだけではなく、安全性の確認が取れていないためです。

妊娠中や授乳中の女性が服用した場合、胎児や赤ちゃんに薬が移行し、生殖器の形成や成長に異常をきたす危険があるため、服用が禁忌となっています。皮膚からも成分が吸収されるので、妊娠中や授乳中の女性は錠剤に触れることも禁止されています。

注意点③偽物

先にご紹介したように、海外産のものは国産に比べリーズナブルです。また輸入サイトを利用すれば個人で購入することも可能なため、海外のものの購入を検討している方もいるのではないでしょうか。

しかし偽物が届く可能性があり、思わぬ副作用が出てしまうリスクもあります。安全な薬を安全に使用するためにも、医師の診察・指導を受け、処方された治療薬を服用することをおすすめします。

その他の注意点

副作用の心配があるため、肝臓病などの持病がある方は診察の際に医師に報告し、慎重に服用の可否を確認する必要があります。高齢の方は有効性が確立していないため、服用には注意が必要です。

服用方法は、通常1日1錠(0.2mg)です。飲み忘れたからといって2回分服用すると薬剤成分の濃度が上がってしまうため、まとめて飲むことは避けましょう。食事の影響を受けないので、飲み忘れのないよう、服用する時間を決めておくことをおすすめします。

効果を実感するには早くて3カ月、一般的には半年~1年程度かかるため、その期間は継続して服用します。半年以上服用しても効果がないようなら、医師に相談しましょう。

フィナステリド(プロペシア)の正しい知識を身に着けよう

今回は、AGA治療薬のフィナステリド(プロペシア)の効果や副作用について解説しました。フィナステリドは、抜け毛を予防し、薄毛の進行を抑える効果があります。

薬である以上副作用の可能性はゼロではありませんが、発生確率は非常に低く、医師の指導の下用法・容量を守れって服用すれば安全性の高い治療薬です。今回の記事を参考に、フィナステリド(プロペシア)の正しい知識を身に着けて、AGA治療を進めていきましょう!

その他の関連記事はこちらから

最近では、20代や30代から薄毛に悩む人が増えており、若年層にとってもAGAは深刻な問題となってきています。そのため、AGA治療に興味のある方も...
髪が薄くなって目立ってきたという男性はいませんか?髪が薄いというのは、見た目にも影響しますし、周りの目も気になってしまうことも多いでしょう。「男...
AGA治療を始めようと決心したけれど、どれくらいの費用がかかるのか知らない方も多いのではないでしょうか。費用はクリニックによっても異なるため、な...